日東電工はオプトエレクトロニクスなど好調つづく

  日東電工 <6988> が高値圏で頑強な動きを続けている。決算発表を受けアナリスト筋がレーティング最上位継続、目標価格の引き上げに進むなど、市場でも見直しのムードが高まっている。今2015年3月期の業績は、営業利益が780億円から880億円(前期比21%増)に引き上げられたが、なお増加含みである。好業績見直しの流れはなお広がりを見せる可能性が強い。   テープ分野で培った技術を基盤として、「グローバルニッチトップ」(部分的だが不可欠で、かつ先進的な製品分野で世界のトップ)を目指して事業を展開している。両面接着テープ、自動車関連テープ、住宅建材用テープなどのインダストリアルテープ部門、情報機能材料(ディスプレイ・タッチパネル用と)のオプトエレクトロニクスブ部門、それに経皮吸収型テープ製材などのメディカル&メンブレン部門の3本柱経営。   オプトロニクス部門では現在、スマートフォンやタブレットPC向けに、ガラス製のタッチパネルと比較して「薄く、軽く、割れない」利点を持つITO(透明導電性)フィルムの拡販を進めている。中国で急速に市場が拡大している低価格スマートフォン向けを含めて販売が順調に増加している。   インダストリアルテープ部門は自動車の生産台数は、国内では増税などの影響で減少しているが、北米を牽引役として世界的には堅調に推移。同社は海外を含めて世界中に顧客基盤を持ち、生産能力の拡充も進んでいる。絶縁材などで強みを持つ同社にとって自動車の電装化進展も追い風となり、この分野の業績は着実に拡大する見通し。   こうした好環境を支えに、今3月期の営業利益は900億円以上に上振れの可能性が強くなっている。来期以降もエレクトロニクス、自動車向け製品の数量増で利益続伸を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日東電工<6988>(東1)が高値圏で頑強な動きを続けている。決算発表を受けアナリスト筋がレーティング最上位継続、目標価格の引き上げに進むなど、市場でも見直しのムードが高まっている。
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2014-11-11 11:30