日経平均1万7000円台回復、終値で07年10月以来
11日の日経平均株価は前日比343円58銭高の1万7124円11銭と大幅に反発し、終値としては07年10月以来約7年ぶりに1万7000円台を回復した。前場は買い一巡後に高値圏でもみ合いとなったが、後場は先物主導で上げ幅を拡大し、フシ目の1万7000円を突破。ドル・円が115円台まで上昇したことも日本株の支援材料になり、日経平均は上値追いの展開となった。
個別では、15年3月期業績予想を上方修正した太平電業 <1968> が買われ、利益予想を上方修正したシチズンホールディングス <7762> も大幅高。配当予想の上方修正などが好感された島津製作所 <7701> も急伸した。14年12月中間期業績予想を上方修正した第一カッター興業 <1716> はストップ高となり、株主優待制度の新設を発表したクロタニコーポレーション <3168> も一時ストップ高。
早期の衆院解散論が浮上し、ムサシ <7521> 、パイプドビッツ <3831> 、KADOKAWA・DWANGO <9468> など選挙関連株の一角も堅調に推移した。
半面、15年3月期業績予想を下方修正した今仙電機製作所 <7266> は東証1部で値下がり率トップ。14年9月中間期で2ケタ減益のサンドラッグ <9989> も売りが先行した。15年3月期業績予想を下方修正し、営業赤字転落に配当を見送る方針としたゼンショーホールディングス <7550> も下落した。(編集担当:宮川子平)
11日の日経平均株価は前日比343円58銭高の1万7124円11銭と大幅に反発し、終値としては07年10月以来約7年ぶりに1万7000円台を回復した。
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2014-11-11 15:00