[ベトナム株]積水化学、ハノイに水インフラ分野の子会社設立へ
積水化学工業株式会社(大阪市北区)は10日、ハノイ市に水インフラ分野を対象とした販売会社を設立すると発表した。来年1月1日を目処に事業を開始する。
販売会社の名称は「セキスイ・ベトナム・パイプ・ソリューションズ(Sekisui Vietnam Pipe Solutions=SVPS)」で、資本金は75万USD(約8600万円)。積水化学工業が全額出資する。
積水化学工業は昨年7月、ベトナムのプラスチック管製造大手ティエンフォン・プラスチック[NTP]と業務提携し、プラスチック製パイプをはじめとする積水化学工業ブランド製品をNTPに委託生産する準備を進め、本格的な販売を行う体制を整えてきた。
SVPSは、現地市場環境の把握を強化するとともに、NTPによるOEM生産品ならびに積水化学グループからの輸入品を商材として上下水道等の公共事業案件における受注獲得を目指す。2020年度における売上高は100億円と見込まれている。更に積水化学工業は、SVPSを拠点として、ベトナムのみならず他のアジア各国での販路拡大も図っていくという。
なお、国際協力機構(JICA)の「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」の一環として、積水化学工業がベトナムを対象として実施する「非開削下水道管路更生工法普及促進事業」が採用されている。また、同社子会社の積水アクアシステム株式会社(大阪市北区)も2012年度より、ベトナムにて省エネ型有機性産業排水処理による水環境改善事業に取り組んでいる。(情報提供:VERAC)
積水化学工業株式会社(大阪市北区)は10日、ハノイ市に水インフラ分野を対象とした販売会社を設立すると発表した。来年1月1日を目処に事業を開始する。
economic
2014-11-11 20:30