サムスンが「低コスト戦略」か  「ベトナム工場拡充」と米紙報道=中国メディア

 中国メディア・環球網は11日、韓国のサムスン電子が10日に最大30億米ドル(約3470億円)を投じてベトナムにある既存の携帯電話生産施設の拡充を行うことを明らかにしたとする米紙・ウォールストリート・ジャーナルの報道を伝えた。  記事は、同社の発表内容から、現在ベトナム当局と細部について詰めている状況で、取引の具体的なタイムスケジュールや投資規模については決まっていないと説明したことを紹介。  また、同社の広報担当者が「新たな投資は20億米ドル(約2310億円)を投じて建設したベトナムにある既存の生産ラインを拡充することに用いられる予定。生産ラインはベトナム北部のタイグエン省にある」ことを明らかにしたと伝えた。そして、同省の関係者が「サムスンはすでに投資許可申請を出しており、最終的な認可を待っているところだ」とコメントしたと報じた。  記事は、世界最大の携帯電話メーカーであるサムスンが発表した今回の措置について、中国メーカーを主とする低コストの競争相手が同社のスマートフォン事業の利益を大きく食いつつあることに対抗するものであると解説。より多くの製造業務をベトナムに移すことで、生産コストを下げようとしているとした。(編集担当:今関忠馬)(写真は環球網の11日付報道の画面キャプチャ)
中国メディア・環球網は11日、韓国のサムスン電子が10日に最大30億米ドルを投じてベトナムの既存携帯電話生産施設の拡充を行うことを明らかにしたとする米ウォールストリート・ジャーナルの報道を伝えた。(写真は環球網の11日付報道の画面キャプチャ)
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2014-11-11 22:15