日経平均は129円高スタート、円の下落など好感

 12日の日経平均株価は前日比129円01銭高の1万7253円12銭で寄り付いた。安倍首相が10%への消費税率引き上げを先送りするとの見方が広がって、景気悪化に対する懸念が後退。前日のNYダウは小幅ながら最高値を更新し、ドル・円が115円台後半で推移していることも支えになり、東京市場でも買いが先行した。  個別では、早ければ年明けに「アビガン錠」がエボラ出血熱治療薬に承認されると報じられた富士フイルムホールディングス <4901> や、来夏にiPS細胞を効率生産できるウイルス素材を発売すると伝わったアイロムホールディングス <2372> などが買い気配スタート。ムサシ <7521> 、もしもしホットライン <4708> など選挙関連銘柄も高い。  半面、15年3月期業績予想を下方修正した飯田グループホールディングス <3291> 、NOK <7240> などが急落した。公募増資などを発表したトリドール <3397> は売り気配。14年12月期利益予想を下方修正したノーリツ <5943> もさえない。  きょうは電通 <4324> や、大幸薬品 <4574> などが14年9月中間期の決算を、コロプラ <3668> などが14年9月期決算を発表する予定。(編集担当:宮川子平)
12日の日経平均株価は前日比129円01銭高の1万7253円12銭で寄り付いた。
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2014-11-12 09:15