AMBITIONは反落も連続2ケタ増益を見直し割安直近IPO株人気が再燃余地

  AMBITION <3300> (東マ)は、45円安の1395円と3営業日ぶりに反落して始まっている。今年10月17日につけた上場来安値1063円から41%高の底上げをしており、目先の利益が確定する売り物が先行している。ただ同社株は、今6月期業績を連続2ケタ増益と予想するなど業績が好調に推移しており、下値から割安IPO株人気が再燃する展開も想定される。配当も、新興市場のIPO株として異色の20円と増配を予定していることや、日銀による追加金融緩和策で地価などの資産価格の一段の上昇が予想されることも、フォローの材料となろう。 ■敷金・礼金ゼロのサブリース事業で差別化し大幅増益業績が続く   今2015年6月期業績は、売り上げ64億3600万円(前期比21.7%増)、経常利益2億4100万円(同31.1%増)、純利益1億3700万円(同24.1%増)と連続大幅増益が予想され、配当も、20円(前期実績19円)に増配を予定している。同社は、賃貸マンションの部屋を不動産のオーナーから借り受けて転貸(サブリース)して管理するプロパティマネジメント事業を主力事業に加え、不動産賃貸仲介事業、市場価格より低い不動産を購入してリフォーム、中古不動産を適正価格に引き上げて販売するインベスト事業などを展開しており、ワンルームマンションを賃貸物件の中心として事業エリアも東京23区に特化、顧客層のDINKSや単身者向けに不動産業界の常識に捉われない敷金・礼金ゼロでの賃貸を実現していることが大幅増益要因として寄与している。   しかもこの賃貸管理市場の規模は、12兆6000億円、そのうち首都圏が5兆7000億円、DINKS・単身者向けが1兆9000億円に達すると推定されており、日銀の追加金融緩和策効果も加わって、東京圏内に13店舗の直営店「ルームピア」を展開する同社の業績高成長をサポートする展開が有望となる。 ■半値戻し寸前からPER14倍台の割安修正で全値戻しに再発進   株価は、1555円で初値をつけ即ストップ高となる上場来高値1955円まで買い進まれ、上場来安値まで45%の調整をしたが、下げ過ぎとしてこの調整幅の半値戻し戻し水準寸前までリバウンド、25日移動平均線水準を上放てたところである。PERはなお14倍台と割安であり、半値戻しクリアから全値戻しへと再発進に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
AMBITION<3300>(東マ)は、45円安の1395円と3営業日ぶりに反落して始まっている。今年10月17日につけた上場来安値1063円から41%高の底上げをしており、目先の利益が確定する売り物が先行している。
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2014-11-12 10:30