アイロムHDがストップ高、iPS作製用のウイルス素材を発売

 アイロムホールディングス <2372> が午前9時16分に400円ストップ高(25.9%高)の1945円まで上昇。買い気配となっている。5日に付けた年初来高値1846円を更新した。  同社がiPS細胞の作製用のウイルス素材を15年夏にも発売すると一部メディアが報道。材料視された。同日9時30分にはアイロムHDから正式なリリースが発表されている。  同社子会社から販売されるiPS細胞作製用ウイルス素材は、厚生労働省による製造基準に基づいて作製されたものとしては、初の販売となる。  今回の素材は同社が独自に開発した「センダイウイルスベクター」を用いたもので、臨床研究や動物実験を通して安全性の高さが確認されており、遺伝子医薬品やバイオ製品での実績を有しているという。  日本では再生医療などに関する法の整備などの支援体制が整えられつつあり、再生医療関連製品の早期実用化に向け新たな承認制度の導入が進んでいる。iPS細胞はすでに各分野での基礎研究や創薬に多く利用されており、同素材の本格生産・販売でさらに活用の幅が広がると見込まれている。(編集担当:片岡利文)
アイロムホールディングスが午前9時16分に、400円ストップ高(25.9%高)の1945円まで上昇。買い気配となっている。5日に付けた年初来高値1846円を更新した。
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2014-11-12 10:45