イナリサーチがストップ高買い気配、iPS細胞用いた共同研究に進展

 イナリサーチ <2176> が100円ストップ高の709円買い気配となっている。同社は12日午前9時頃、信州大学医学部との共同研究において、MHC統御カニクイザルを用いたiPS細胞の心臓移植試験の準備が整ったと発表した。  近年、iPS 細胞から心筋細胞を作製・移植することで心臓機能の回復を試みる研究が進んでおり、イナリサーチは2013年に同大医学部と「心筋梗塞に対するiPS細胞由来心筋細胞移植療法の開発」に関する共同研究契約を締結。産学連携によって専用試験施設の提供や技術者の派遣などを行ってきた。  同件の進展で研究の認知度が高まることにより、同社が提供するレンタルラボの需要拡大や各種受託試験の増加などが見込まれる。(編集担当:松浦直角)
イナリサーチが100円ストップ高の709円買い気配となっている。
japan,company
2014-11-12 11:15