明治HDが年初来高値、中間期純利益を約50億円上積み

 明治ホールディングス <2269> が前場に340円高(3.6%高)の9870円まで買われ、6日に付けた年初来高値9840円を上抜いた。  同社は11日引け後に発表した今3月期の9月中間期業績において、売上高が5592億2600万円(前年同期比0.7%減)と小幅減収だったものの、営業利益は189億7800万円(同19.4%増)に拡大。純利益は125億9800万円(同28.7%増)と過去最高を示した。  従来予想に対して、売上高が42億円超の上積みとなり、営業利益は46億円近く、純利益は約50億円増額したことが材料視されている。  乳製品事業や健康栄養事業の売上が前年同期を下回ったものの、チョコレート商品やグミ、アイスなどの好調で菓子事業が売上増に。利益面では原材料調達コストやエネルギーコストの大幅な負担増があったものの、構造改革とコストダウンの推進で収益が改善し、乳製品・菓子・健康栄養の3事業がともに大幅営業増益となったという。  同社の通期計画は、売上高が前期比0.6%減の1兆1410億円、営業利益は同13.7%増の415億円を計画。従来予想を据え置いている。(編集担当:片岡利文)
明治ホールディングスが前場に340円高(3.6%高)の9870円まで買われ、6日に付けた年初来高値9840円を上抜いた。
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2014-11-12 12:30