ツガミが後場に急落、下期業績の実質据え置きに失望感

 ツガミ <6101> が前場に18円高の609円まで上昇する場面があったものの、後場に失速しマイナス転換。午後1時10分に8円安(1.4%安)の583円まで下落している。  同社は前引け後、今3月期業績予想の修正を発表し、売り要因となった。  通期予想について、売上高を従来予想の460億円から500億円(前期比55.2%増)に上方修正。営業利益は60億円から67億円(前期の5.6倍)に、純利益は40億円から46億円(同13.4倍)に増額した。  通期の業績修正は一見、好材料に映るものの、下期はスマートフォン関係のEMS需要が不透明になると会社側は見通しているため、業績の上積み額はほぼ9月中間期業績の増額分となっている。  同社は中間期予想を10月14日に増額修正済であり、通期計画のさらなる上積みも期待されていたために、下期予想の実質据え置きに失望売りが出たもようだ。(編集担当:片岡利文)
ツガミが前場に18円高の609円まで上昇する場面があったものの、後場に失速しマイナス転換。
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2014-11-12 14:15