不動産株が上昇、消費増税先送り観測による市況改善期待で
12日は不動産株が堅調となった。東証業種別株価指数の騰落率では、全33業種のうち不動産が前日比2.98%高でトップ。大手では住友不動産 <8830> が前日比233.5円高(同5.52%高)の4460.5円、ヒューリック <3003> が同70円高(同5.98%高)の1241円などと買われた。
消費税10%への引き上げを先送りするとの観測が台頭したことが要因。引き上げの先送りは足元の不動産市況に好影響との見方から買われた。ただ、午前11時頃に菅義偉官房長官が記者会見で増税先送りを否定すると上げ幅を縮めた。
また、穴吹興産 <8928> は11日引け後に発表した15年6月期第1四半期の増収増益を好感し、同29円高(同11.79%高)の275円と急伸。9月19日に上場したAMBITION <8928> は、12日引け後の決算発表を前に、300円ストップ高(同20.83%高)の1740円を付けるなど、小型不動産株の急伸も目立った。(編集担当:松浦直角)
12日は不動産株が堅調となった。
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2014-11-12 17:30