OTSが高値更新、3種類のがん特異的ペプチドワクチンの臨床研究結果を発表
オンコセラピー・サイエンス(OTS) <4564> が急反発。午前9時43分には56円高(23.43%高)の295円を付け、10月29日の年初来高値を上回った。13日、同社が知的財産権を保有し、製薬企業に独占的実施権を許諾している3種類のがん特異的ペプチドワクチンの臨床研究の結果を熊本大学が開示したことを明らかにした。
熊本大学の篠原正徳名誉教授や西村泰治教授、シカゴ大学の中村祐輔教授らの共同研究により、他に治療法がないと診断された進行性の頭頸部がん患者に対して「3種類のがん特異的抗原ペプチドワクチン」を利用した療法が施行された。
その結果、がん細胞を殺す機能のあるT細胞の反応を著明に増強させ、患者の生存期間延長効果があることや、3種類のがん抗原ペプチドのすべてに反応するキラーT細胞が誘導された患者の生存期間がより長いことが明らかになったという。(編集担当:宮川子平)
オンコセラピー・サイエンス(OTS)が急反発し、午前9時36分に49円高(20.50%高)の288円を付けた。
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2014-11-13 09:45