電通が頑強、増配を発表、利益減は買収企業の業績好調が要因
電通 <4324> が前場は前日終値付近でもみ合ったあと、後場に強含み、午後0時36分に125円高の4440円高(2.9%高)まで買われている。
同社は12日引け後、今3月期の9月中間期業績を発表、通期業績予想を修正した。また、今期配当予想を見直している。
中間期業績は、売上高が従来予想から60億円近く上積みとなり、1兆1368億7800万円(前年同期比5.0%増)となった一方、営業利益は従来予想から約44億円減額した146億600万円(同24.3%減)で着地。一転しての減益予想となった。
利益の減額は、買収企業の業績好調でアーンアウト(買収対価の分割支払い見込み額)の評価額が増加したことなどが要因となっている。
通期業績予想は、売上高を従来予想の2兆3712億円から2兆4321億円(前期比5.3%増)に増額したものの、営業利益は725億円から693億円(同3.1%減)へと32億円引き下げ、減益予想に転じた。
一方、中間期と期末の配当金は、従来予想の各17円から、各20円に3円増額。年間では40円(前期は33円)に修正している。
営業減益転換の要因が買収企業の好業績にあることや、配当増額を発表したことなどが、株価の買いにつながっているようだ。(編集担当:片岡利文)
電通が前場は前日終値付近でもみ合ったあと、後場に強含み、午後0時36分に125円高の4440円高(2.9%高)まで買われている。
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2014-11-13 12:30