日経平均終値は195円高、後場に動意付き3日続伸
13日の日経平均株価終値は、195円74銭高の1万7392円79銭と3日続伸した。
前日の米国市場は7営業日ぶりの小幅反落となったが為替市場でドルが115円台後半で推移していることもあり、日経平均は5円05銭安の1万7192円00銭と売り買いが交錯して取引を開始。前場は前日の終値付近でのもみ合いに終始した。
一方、後場に入ると、参院金融委員会に日銀総裁が出席することへの期待や、閣僚による衆院解散に向けた発言などが材料視され、日経平均は高値追いとなり、大引け前には200円を超える上昇をみせた。
個別株では、1-9月期の大幅増益が材料視された東洋ゴム工業 <5105> が急騰。大規模な自社株買いを発表したニチイ学館 <9792> が大幅高となり、今9月期の増収増益予想を発表した日精エー・エス・ビー機械 <6284> も強い動きをみせた。
また、特別利益の計上が材料視された夢みつけ隊 <2673> がストップ高となり、好決算を発表したリアルワールド <3691> は一時ストップ高まで買われた。
一方、今9月期計画が市場予想を下回ったコロプラ <3668> が急落。今3月期利益予想を下方修正した東洋エンジニアリング <6330> や、公募増資を発表したクックパッド <2193> なども大きく売られた。
今9月期業績予想で減益を見込んだアイナボホールディングス <7539> や、9月中間期業績予想を大幅減額したMrMax <8203> も軟調となっている。
業種別では、水産、倉庫、ノンバンク、小売り、保険株などが買われた半面、鉱業、ガラス・土石、金属製品株などが弱含んだ。(編集担当:片岡利文)
13日の日経平均株価終値は、195円74銭高の1万7392円79銭と3日続伸した。
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2014-11-13 15:00