【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】富士フイルムHDの中期3カ年計画を評価、再生医療のリーディングカンパニーへ

  富士フイルムホールディングス <4901> が2017年3月期を最終年度とする中期3カ年計画を発表。17年3月期の営業利益は14年3月期に比べ56%増の2200億円(過去最高)を想定、資本効率を示すROEを17年3月期に7%(前期は4.2%)、19年3月期には8%に高める方針だ。   コア(中核)事業としてヘルスケア部門に注力する意向で、得意とする医療IT、超音波診断装置、内視鏡などを国内はもとより新興国での拡大を視野に入れている。さらに、京大ips細胞研究所や米国MDアンダーソンがんセンターなど世界トップレベルの研究機関とタイアップし、新薬の開発を加速させる。また、J―TECと連携を蜜にし再生医療のリーディングカンパニーとして飛躍を期している。   このため、M&Aに5000億円を充当し医療関連企業などの買収も意図。3カ年の配当総額を800億円に増やすと共に、年500億円ペースで自社株買いを実施し株主に報いる。押し目買い。(証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
富士フイルムホールディングス<4901>(東1・売買単位100株)が2017年3月期を最終年度とする中期3カ年計画を発表。
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2014-11-14 10:00