イグニスは大幅安、大幅増益を見込むも市場コンセンサス下回る

 イグニス <3689> は大きく売られ、東証マザーズ市場では値下がり率上位。前場は870円安(16.63%安)の4360円を付けた。13日引け後に発表した15年9月期業績予想が市場コンセンサスを下回ったことが売り材料視された。  売上高は前期比61.9%増の33億1400万円、営業利益は同78.1%増の10億円、純利益は同93.6%増の6億円を見込んだが、市場では営業利益で12億円弱、純利益で7億円超が期待されていた。また、無配は継続する方針。  無料ネイティブアプリ「だーぱんシリーズ」や漫画系全巻無料型ハイブリッドアプリなど既存ジャンルアプリの拡充や、新たなジャンルにも挑み、国内外を問わず、ユーザー層の拡大に努める。また、採用活動に注力し、開発体制の強化も予定した。  14年9月期の売上高は前期比2.3倍の20億4700万円、営業利益は同82.1%増の5億6100万円、純利益は同54.4%増の3億900万円だった。無料ネイティブアプリはMAU(1カ月に1回以上アプリ利用があったユーザー数)が771万人に拡大し、既存タイトルや新規タイトルから安定的な広告収入を確保した。(編集担当:宮川子平)
イグニスは大きく売られ、東証マザーズ市場では値下がり率上位。前場は870円安(16.63%安)の4360円を付けた。
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2014-11-14 12:45