ＳＨＯＥＩが後場急落、今９月期の営業減益予想に失望売り

　ＳＨＯＥＩ <7839> が後場に入り急落。午後０時４９分に、１６４円安（８．９％安）の１６７１円まで売られている。 　１４日前引け後に、前１４年９月期決算を発表し、売上高は前期比２０．１％増の１３４億６００万円、営業利益は前期の２．０倍となる２７億６５００万円で着地した。同社は７月通期予想を上方修正しており、修正後水準に対して売上高はほぼ同水準となり、営業利益は１億円近く上積みした。 　７月に４５円から５８円に増額修正した期末配当予想は、さらに２円上積みして６０円（前々期は２９円）としている。 　一方、今期の業績予想については、売上高は前期比２．０％増の１３６億８０００万円を計画しているものの、営業利益は同７．８％減の２５億５０００万円と営業減益を見通している。年間配当は今期も６０円の計画。 　欧米地域以外での販売減が予想されるほか、人件費や広告宣伝費の増加なども影響するとみられている。また、市場予想に対して今期の営業利益予想が６億円超下回っていることもあり、後場に失望売りが株価を押し下げたとみられる。（編集担当：片岡利文）