中国高速鉄道には  「先進国よりも多くの強み」と有識者=中国メディア

 中国メディアの人民日報は12日、中国高速鉄道の海外輸出においては不確定要素やリスクが伴う事業だとする一方、中国高速鉄道のコストパフォーマンスは世界最高だと主張した。  記事は、海外市場におけるインフラ建設において、高速鉄道は中国にとっての「市場開拓者」にあたると主張。中国高速鉄道は設計施工、設備の生産、車両制御、システム、運用管理など高速鉄道を営業するにあたって必要となる技術・ノウハウを系統化し、知的財産権を持つ鉄道システムを作り上げたと主張。  さらに、中国の鉄道関連企業はシンガポールやマレーシア、タイ、ナイジェリア、南アフリカでプロジェクトを受注し、さらに「米国も中国高速鉄道の導入を検討している」と胸を張った。  また、中国における技術分野の研究機関である中国工程院の王夢恕氏の発言として、中国高速鉄道には先進国の鉄道に比べて多くの強みがあるとし、なかでも「最大の強みは低コストだ」と主張。さらに建設スピードも先進国の企業に比べて最大2倍以上に達し、技術水準も「世界一流」だと自画自賛した。  そのほか記事は、メキシコの高速鉄道プロジェクトにおいて、メキシコ政府がこのほど中国企業を中心とするコンソーシアムへの発注を取り消すと発表したことに対し、「メキシコ国内の問題であり、中国企業に非はなかった」と主張。中国企業は終始、メキシコ政府が公開した入札プログラムに則って入札し、内容もメキシコ政府の入札規定に合致していたと主張したうえで、「メキシコ政府は中国企業にとって公平な競争環境を作るよう望む」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの人民日報は12日、中国高速鉄道の海外輸出においては不確定要素やリスクが伴う事業だとする一方、中国高速鉄道のコストパフォーマンスは世界最高だと主張した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-11-14 14:30