ラサ工の9月中間期売上高は計画に届かず、営業益は上積み

 ラサ工業 <4022> が14日午後2時に、今3月期の9月中間期業績を開示した。  売上高は104億9200万円(前年同期比2.0%増)、営業利益は4億4900万円(同12.4%増)に拡大。純利益は2億8000万円(同20.7%増)で着地している。  売上高は増収となったが、従来予想に対しては3億円の未達となっている。利益面では機械事業や電子材料事業などが収益下ぶれとなったものの、化成品事業における半導体向け高純度リン酸の販売好調などが寄与し、営業利益は従来予想から約1億円の上積みとなった。  通期業績予想については、高純度リン酸の販売好調は続く見通しとしているが、円安に起因した原料価格高騰の影響や、電子材料部門における商品市況の軟調などもあり、「事業環境の先行きに多くの不透明要素がある」として従来予想を据え置いている。  ラサ工の株価は、業績発表後に2円高の138円まで上昇したが、すぐに前日終値付近まで戻している。(編集担当:片岡利文)
ラサ工業が14日午後2時に、今3月期の9月中間期業績を開示した。
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2014-11-14 14:30