決算後に目標株価の引き上げが特に目立つ銘柄は=金山敏之

 決算発表も終わりに近づいてきました。そうしたなか決算を受けて目標株価を引き上げる動きも多くみられます。そこで昨日は10月29日までに決算を発表した企業を対象に3社以上の証券会社から目標株価の引き上げがあったものを取り上げてみましたが、今回は決算発表がピークとなった30日と31日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に、少しハードルを上げて4社以上の証券会社から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。  そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立つのが新型iPhoneにカメラの手ぶれを補正する光学式手ぶれ補正用アクチュエーターが採用されたとみられるアルプス電気 <6770> で、通期の業績予想を大幅に上方修正したことで6社が目標株価を引き上げています。また、子会社の富山化学が製造するインフルエンザ薬「アビガン」がエボラ出血熱に効果があるのではと話題になり、ROEを高めるために配当や自社株買いなどで3年間で2千億円強を株主に配分すると発表した富士フイルム <4901> は5社が目標株価を引き上げています。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今回は決算発表がピークとなった30日と31日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に、少しハードルを上げて4社以上の証券会社から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
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2014-11-14 17:45