福島民報、ふくしま駅伝の応援で県内全59市町村章の沿道旗を折り込み配布

福島民報社は2014年11月16日、福島民報朝刊に「ふくしま駅伝・サンさん応援フラッグ」を折り込み、県内全59市町村に配布する。折り込みを使えば、駅伝に出場する53市町村チームそれぞれの市町村章と応援メッセージ、出場選手リストをあしらった53種類の沿道旗を作ることができる。福島民報として初の取り組みで、当日は県内の仮設住宅に暮らす住人の人々にも、それぞれの市町村章を記した応援フラッグを配布する。
この取り組みは、ふくしま駅伝に協賛するサントリーグループの東日本大震災復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト」が、その活動の一環として福島の全市町村で「自分のふるさとを応援する歓びを、さらなる復興へのエネルギーにしてほしい」として企画したもの。
全59市町村のうち個別チームがない三島町、金山町、桧枝岐村、湯川村、昭和村、川内村、葛尾村は「希望ふくしま」チームとして、それぞれの町村章をあしらった旗を作った。地元のメディアでは、この取り組みを受け、「サントリー東北サンさんプロジェクトの協力で制作された、この『サンさん応援フラッグ』を持って、沿道やテレビの前で古里のチームを皆さん応援しましょう」と盛り上がっている。
ふくしま駅伝は、平成元年(1989年)にスタートし、今年で第26回目を迎える。福島県内の全59市町村53チームが参加し、福島県白河市から福島市に向けて福島県中央部を縦断。全16区間95.1kmを合計848名の選手が駆け抜ける。震災後も途切れることなく開催し続けられる大会は、年に1度、県民が一堂に会し、競い合い、古里の絆をさらに強くし、若い人に夢と希望を与えてくれるスポーツの祭典と位置付けられている。
サントリーグループは、震災直後に救援物資および義捐金(3億円)を拠出したほか、被災地の早期復興・再生のために毎年支援金の追加拠出を決定し、これまで総額108億円の規模で、継続して復興支援に取り組んでいる。「サントリー東北サンさんプロジェクト」のネーミングには、「“太陽(サン)”の光がさんさんと降り注ぐように被災地に笑顔と希望をお届けしたい」という想いがこめられている。「漁業の復興支援」、「未来を担う子どもたちの支援」、「文化・スポーツを通じた支援」が活動の柱。
写真は会津若松市のサンさん応援フラッグ(編集担当:風間浩)
福島民報社は2014年11月16日、福島民報朝刊に「ふくしま駅伝・サンさん応援フラッグ」を折り込み、県内全59市町村に配布する。
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2014-11-14 18:00