北朝鮮の対中輸出  「石炭から服飾品にシフト」と米メディア・・・中国の石炭需要減少が原因=中国メディア

 中国メディア・騰訊網は15日、北朝鮮の対中輸出の重点が、従来の石炭から服飾品へとシフトしつつあると米メディアのCNBCが報じたことを伝えた。  記事は、中国が二酸化炭素排出の削減に向けて努力しており、石炭需要量が減少していると紹介。今年上半期に北朝鮮から中国に輸出された石炭の価格が23%下落したとするデータを挙げた。  そのうえで、北朝鮮も自国経済にダメージを受けないように輸出構造を調整しているとし、石炭の対中輸出が縮小した一方で紡績品の輸出量を増やしたことで、両国間の貿易関係を全体的に安定した状態に保っていると伝えた。  記事は、中国が北朝鮮にファスナーや羊毛、綿花などの原材料を輸出し、北朝鮮から完成品を輸入し続けていると紹介。2013年1-6月には北朝鮮からの対中服飾品輸出が43%増加し、3億2600万米ドル(約377億円)に上ったとした。  また、減少している石炭輸出量のなかで、従来の石炭よりも硬度が高く、クリーンである無煙石炭がより歓迎されており、今年は石炭輸出量全体の5%を占めていることを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・騰訊網は15日、北朝鮮の対中輸出の重点が、従来の石炭から服装分野へとシフトしつつあると米メディア・CNBCが報じたことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-11-16 00:45