日経平均寄り付きは109円安、7―9月期GDP発表で売り先行

 17日の日経平均株価は、109円45銭安の1万7381円38銭で寄り付いた。  前週末のNYダウは18ドル安と小幅反落。連日の最高値更新の反動もあり、利益確定売りが観測されている。また、17日の寄り付き前に発表された日本の7―9月期実質GDPが予想を下回る水準となり、日本株の懸念材料と捉えらたこともあり、日経平均は寄り付きから売りが先行、その後も下げ幅を拡大している。為替はGDP発表後に円安に振れている。  個別株では、ボーイング社からの炭素繊維の大型受注方針が報じられた東レ <3402> が買い気配でスタート。9月中間期が最終黒字転換となった木村化工機 <6378> や、今期利益予想を上方修正し復配も発表した関東電化工業 <4047> も買い気配となっている。  また、太陽誘電 <6976> との資本業務提携が発表されたエルナー <6972> が買い気配、太陽誘電は小幅安となっている。  一方、今12月期計画を再減額し営業赤字に転落した東燃ゼネラル石油 <5012> や、今期3月期計画が減収減益予想に転じたマツモトキヨシホールディングス <3088> 、今12月期予想を下方修正したアライドアーキテクツ <6081> などは売り気配でスタートした。(編集担当:片岡利文)
17日の日経平均株価終値は、109円45銭安の1万7381円38銭で寄り付いた。
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2014-11-17 09:15