東レは年初来高値、米ボーイングから炭素繊維1兆円分受注と報道

 東レ <3402> は3日続伸し、連日で年初来高値を更新。寄り付き直後に46.4円高(5.73%高)の855円を付けた。米ボーイングから航空機向け炭素繊維を1兆円分受注すると17日付日本経済新聞が報じ、買い材料視された。ボーイングの現行機と次期大型旅客機「777X」の主翼部分に今後10年以上にわたって独占供給する。  報道によると、東レは受注に対応するため、米国に3年間で約600億円を投じて生産規模で年3000―4000トン分の生産ラインを立ち上げる。20年までに製造ラインを増設し、主力拠点の愛媛工場の年約8000トンと同規模まで拡大するという。  炭素繊維は日系企業のシェアが高く、欧州エアバスには帝人 <3401> が炭素繊維複合材を供給している。(編集担当:宮川子平)
東レは3日続伸し、連日で年初来高値を更新。
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2014-11-17 09:15