日経平均終値は517円安、5営業日ぶりに1万7000円割れ
17日の日経平均株価終値は、517円03銭安の1万6973円80銭。大幅反落となった。
前週末のNYダウは、利益確定売りから18ドル安と小幅反落。また、17日の寄り付き前に発表された日本の7―9月期実質GDPが予想を大きく下回り、日本経済の減速懸念が強まったことで、日経平均は売り先行でスタート。109円45銭安の1万7381円38銭で寄り付いた。
その後も日経平均はジリ安で推移。前週に連日で年初来高値を更新した反動売りもあり、後場も売りが継続し、午後2時過ぎには下げ幅が500円を超えた。終値では5営業日ぶりに1万7000円を割り込んだ。
個別株ではGDPの悪化が波及し、高島屋 <8233> など百貨店株が軟調。好決算を発表しながら利益確定売りに押された前田道路 <1883> や、今12月期の業績予想を修正したアライドアーキテクツ <6081> 、エルナー <6972> と資本業務提携を結ぶと発表した太陽誘電 <6976> などが大きく売られている。
また、株式の売り出しを発表した福田組 <1899> や、今12月期予想を下方修正した共同ピーアール <2436> も軟調となっている。
一方、ボーイング社からの炭素繊維の大型受注が伝えられた東レ <3402> が急伸。顔認証ソフトウェアライブラリでの新材料が話題となったテラプローブ <6627> 、業績修正と復配を発表した関東電化工業 <4047> 、新たな投資育成事業を開始すると発表したアイスタイル <3660> なども大きく買われ、9月中間期が最終黒字転換となった木村化工機 <6378> も強含んだ。
業種別では、繊維株を除く32業種が下落。ノンバンク、保険、電力・ガス、証券、ガラス・土石株などが厳しい下げとなっている。(編集担当:片岡利文)
17日の日経平均株価終値は、517円03銭安の1万6973円80銭。大幅反落となった。
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2014-11-17 15:00