【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:本邦GDPマイナスの影響
ドル/円は、本日の東京市場で7年1ヶ月ぶりに117.00円台にワンタッチしたが、その後115.40円台まで下落するなど荒れ模様の相場展開となった。本邦7-9月期国内総生産(GDP)一次速報が前期比年率-1.6%と予想外に減少すると、発表直後こそ円安に振れたものの、弱いGDPを嫌気して株価が下落したため一転して円高が進んだ。
海外市場で、まず注目すべきは欧米株式市場の反応だろう。4月の消費増税の影響とはいえ、日本が2四半期連続のマイナス成長となった事が世界的な景気減速懸念の再燃に繋がる恐れがあるためだ。10月上旬のように(この時はユーロ圏の景況感悪化がきっかけであった)、主要国株安と米長期金利の低下を招くようだと、ドル/円が続落する可能性が高い。
次いで注目されるのは、米経済指標の結果だ。極端に言えば、日本の景気が弱くとも米国景気の足取りが確かなら全面的なリスクオフには繋がりにくい。米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数や米10月鉱工業生産が予想を上回り、ドルの下値を支える事ができるか否かが見どころとなろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ドル/円は、本日の東京市場で7年1ヶ月ぶりに117.00円台にワンタッチしたが、その後115.40円台まで下落するなど荒れ模様の相場展開となった。本邦7-9月期国内総生産(GDP)一次速報が前期比年率-1.6%と予想外に減少すると、発表直後こそ円安に振れたものの、弱いGDPを嫌気して株価が下落したため一転して円高が進んだ。
economic,gaitamedotcom,fxExchange
2014-11-17 18:15