オウチーノは窓埋め終了で地相場を確認し直近IPO株人気を高めて続伸
オウチーノ <6084> (東マ)は、40円高の5100円と続伸している。同社株は、昨年12月11日に公開価格3500円で新規株式公開(IPO)され、8050円で初値をつけ上場来高値9550円と買い進まれたあと、IPO人気一巡で4100円まで下げ、同安値から下げ過ぎ訂正でストップ高を交えて6290円までリバウンド、再度の調整場面ではストップ高で開けた窓埋めを終了、地相場が確認できたとして、日本最大級の不動産サイトを展開する同社の独自ビジネスモデルを再評価して直近IPO株買いが増勢となっている。
■中古住宅・リフォーム情報など不動産情報の全領域を網羅
同社は、住宅・不動産関連のポータル事業を主力事業としており、付随して広告代理店事業も兼営している。ポータル事業では、物件情報サイト「O-uccino(オウチーノ)」を展開し、この物件情報は、2004年4月にスタートした新築マンション情報サイトから中古住宅情報、リフォーム情報、建築家情報、2010年10月オープンした賃貸住宅サイトまで多角展開、不動産情報のほぼ全領域をカバーし、日本最大級の住宅関連ポータルに位置する総合的な情報サイトを特徴としている。
運営サイトのクライアントは不動産会社、工務店、建築家、リフォーム会社で、クライアントが保有する物件情報が同社の管理画面に入力されることによって各サイトに物件が掲載され、物件数に応じて同社は掲載料金を得る。とくに主力の中古住宅・リフォームサイトでは、日本の住宅ストック数(2008年時点)が、総世帯数約5000万世帯に対して約5760万戸と量的に充足していることから、より高品質・高性能な住宅を循環利用する中古住宅流通・リフォーム市場が拡大、現在の10兆円から2020年には20兆円に倍増すると観測されている。同社の「O-uccino」のビジネスチャンスも拡大、高成長が見込まれることになる。
現在集計中の前12月期業績も好調に推移したもようで、売り上げ16億2400万円(前々期比16%増)、経常利益2億4600万円(同8%増)、純利益1億5100万円(同26%増)、1株利益135.6円と見込まれている。
■消費税増税が逆に追い風となってまず戻り高値奪回へ
株価は、上場来高値から同安値まで5500円安、ストップ高を交えて6290円の戻り高値をつけたあと、最高値からの調整幅の1000円幅戻しの5000円台で調整一巡感を強めている。消費税増税前後の同社サイトへのアクセス増加も予想されることが追い風となって、まず戻り高値を奪回し一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
オウチーノ<6084>(東マ)は、40円高の5100円と続伸している。同社株は、昨年12月11日に公開価格3500円で新規株式公開(IPO)され、8050円で初値をつけ上場来高値9550円と買い進まれたあと・・・。
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2014-01-16 10:30