ミスミグループ本社は再増額が有力、増額買いの動きが強化

  ミスミグループ本社 <9962> は、11月4日に3900円の高値を更新した。その後も高値を射程内においた強い動きを見せている。今3月期の業績は上方修正されたが、市場では積み残し感が強いと見ている。アナリストの評価もレーティング最上位継続、目標価格の引き上げと高いものになっている。再度高値への切り返しが有力だ。   同社はFA(ファクトリーオートメーション=工場の自動化)などの生産システムの合理化・省力化で使用される自動機の標準部品や、金型用部品などの通信販売を手がける専門商社。競争力の高い製品開発を推進。約200万点の多品種を揃え、1個からの注文に対応。短納期を実現するなど、独自の事業モデルを築いている。   ミスミ事業モデルの浸透に向けた取り組みとして、海外でのウエブカタログやウエブ受注システムを拡充し、価格だけでなく利便性の向上に努めることで顧客の潜在ニーズに応えている。また、インドネシアに設立した現地法人が2013年9月より販売を開始するなど、アジアを中心に営業拠点を拡充している。また、2012年11月に買収した北米DL社の新たな顧客層を取り込むことにより、売上の大きな伸長を達成している。   ちなみに今期に入っては、月次売上は毎月前年同期を上回るペースで推移している。4-9月累計では売上げは1010億9200万円に達し、前年同期比18%の高い伸びを続けている。通期の営業利益は205億円から233億円に増額修正されたが、これは上期の上振れ分を、下期にオンしたに過ぎない。売上げ推移を見ると下期も増加トレンドを維持する可能性が強い。増額買いの動きが強化されそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ミスミグループ本社<9962>(東1)は、11月4日に3900円の高値を更新した。その後も高値を射程内においた強い動きを見せている。
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2014-11-18 12:15