日水が大幅高、クロマグロ漁獲をめぐる国際機関の取り決めを材料視

 日本水産 <1332> が大幅反発。午前10時19分には、前日比34円高(8.79%高)の421円まで買われ、14日の年初来高値を更新した。クロマグロの漁獲をめぐる国際機関の決定が材料視されている。  17日、ICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)は大西洋クロマグロの漁獲枠を2年ぶりに拡大すると決めた一方で、IUCN(国際自然保護連合)は太平洋クロマグロを新たに絶滅危惧種に指定。養殖の分野での研究開発に進展を見せる同社に注目が集まった。  同社は07年からクロマグロの養殖について研究を進め、14年8月には完全養殖の成功を発表。養殖では煩雑さや高コストを伴う孵化仔魚の供給が課題とされてきたが、同社は特殊なプランクトンや新開発した微粒子飼料を用いることで稚魚の育成に成功。3年後の実用化に向けて研究開発を進めている。(編集担当:松浦直角)
日本水産が大幅反発。
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2014-11-18 14:15