日経平均は370円高と急反発、景気対策への期待も支えに

 18日の日経平均株価は前日比370円26銭高の1万7344円06銭と大幅反発して取引を終えた。ドル・円が116円台後半まで持ち直したことで、前日大幅安の反動もあって買い戻しが優勢となった。前場は伸び悩む場面もみられたが、消費税率引き上げの延期や衆院解散に加え、経済対策への期待も高まって後場は堅調に推移し、引けにかけて上げ幅を拡大した。  個別では、10月度売上高が37.8%増となったファンコミュニケーションズ <2461> が急伸。国内証券による投資判断の引き上げが観測されたソニー <6758> も高い。14年10月期業績予想を上方修正したモルフォ <3653> はストップ高配分され、15年9月期で黒字転換を見込んだマルマン <7834> も一時ストップ高。スマホ向けアプリの総ダウンロード数が7000万を突破したイグニス <3689> もストップ高を演じた。  また、都内で野鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されたことで、大幸薬品 <4574> などにも物色の矛先が向い、日本水産 <1332> は大西洋クロマグロの漁獲枠拡大が材料視された。  半面、消防無線工事で談合の疑いが強まったとして公取委が立ち入り調査を実施したOKI <6703> 、日本無線 <6751> 、富士通ゼネラル <6755> 、日立国際電気 <6756> 、NEC <6701> は下落した。公募増資などを発表したペガサスミシン製造 <6262> は上値が重く、前日急伸のネオス <3627> などは利益確定売りに押された。(編集担当:宮川子平)
18日の日経平均株価は前日比370円26銭高の1万7344円06銭と大幅反発して取引を終えた。
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2014-11-18 15:00