現代自動車に「信頼失墜」の危機? 中国で罰金処分を受けたワケとは=中国メディア

中国メディア・北京商報は18日、北京市環境保護局が先日、韓国・現代自動車の排気量3.0リットルの輸入車が排気ガス基準を満たしていなかったとして1351万人民元(約2億5840万円)の収入を没収するとともに、135万元(約2580万円)の罰金を科したと報じた。
記事は、現代自動車が罰金処分を受ける前に燃費や排気ガスの基準問題を解決するために複数回にわたって電話やメールでオーナーに通知をし、隠れてリコールを行っていたことも明らかになったとした。
そのうえで、「欠陥自動車製品リコール管理条例」によって生産者がリコールを行うさいには品質監督当局にリコール計画を届け出るとともに、消費者に対して欠陥の存在を広く知らしめなければならないと規定されていることを紹介。現代自動車が実施したリコール方法は明らかに「条例」の規定に違反するものであるとした。
記事は、問題発生の背景として、国家発展改革委員会などが先日「自動車メーカーの平均燃料消費量管理強化にかんする通知」を発表、メーカーにとって厳しい基準が課せられるとともに、虚偽申告に対する取り締まりも厳しくなったことを挙げた。
そして、国内基準を満たせずに部品交換による対応を余儀なくされた現代自動車が、「隠れてリコールを行うに至った」とする業界関係者の見解を紹介。今回の処罰によって「経済上の損失に直面したのみならず、隠れてリコールを行ったことでかつてないほどの信用危機にさらされた」とこの関係者が評したことを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(写真は北京商報の18日付報道の画面キャプチャ)
中国メディア・北京商報は18日、北京市環境保護局が先日、韓国・現代自動車の排気量3.0リットルの輸入車が排気ガス基準を満たしていなかったとして1351万人民元(約2億5840万円)の収入を没収するとともに、135万元(約2580万円)の罰金を科したと報じた。(写真は北京商報の18日付報道の画面キャプチャ)
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2014-11-19 00:00