曽田香料は東レ系の無借金好内容で好利回り低PER

  曽田香料 <4965> (JQS)は、連日の年初来高値と買い進まれている東レの子会社として見直される可能性があります。   同社は、各種香料・香料関連品の製造及び販売を手掛けています。国内市場での調合香料のシェアアップを図るとともに、高付加価値製品の開発や更なるコストダウンによる国際競争力の強化によって、合成香料・ケミカル製品の販売量回復を図っているほか、急速に需要が拡大している中国市場での事業拡大を積極的に推進するとともに、成長著しいアセアン地域のイスラム圏向け香料販売のためのハラル対応を進めています。   11月13日に発表した今3月期第2四半期決算は、売上高が81億1200万円(前年同期比3.6%増)、営業利益が9億4100万円(同1.7%増)、経常利益が9億3000万円(同0.2%減)、純利益が5億3600万円(同3.4%減)に着地。売上高は、調合香料事業が天候不順の影響等により前年比減収。合成香料・ケミカル事業は、輸出が主体の合成香料は競争激化により減収だったが、ケミカル製品等の売上増により前年比増収となりったほか、中国市場を主力とする海外事業が大幅な増収となったことにより、10月24日に上方修正した通り営業利益は一転増益となりました。   通期業績予想は、売上高167億円(前期比6.1%増)、営業利益17億1000万円(同3.2%減)、経常利益17億3000万円(同3.4%減)、純利益10億1000万円(同1.0%減)と微減益を予想しているが、年間配当は23円(同6円増)と増配を予定しています。   株価は、1月29日に上場来の高値1358円と買われた後、7月2日に年初来の安値915円と調整。その後は1000円を軸にモミ合いが続いています。中国市場を主力とする海外事業が想定を上回っており、通期業績予想の上ブレ、一転増益も視野に入っています。今期予想PER9倍台、PBR0.64倍と割安感がある。配当利回り2.3%と利回り妙味もソコソコあるります。また、連日の年初来高値と買われている東レが500万株(50.0%)保有しており、実質無借金の好財務内容などを見直される可能性はあるでしょう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
曽田香料<4965>(JQS)は、連日の年初来高値と買い進まれている東レの子会社として見直される可能性があります。
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2014-11-19 10:45