JVCケンウッドはカーエレクトロニクス部門が好業績を牽引

  JVCケンウッド <6632> は調整を終了、出直り相場へスタート切った感触だ。8月25日に325円の高値を示現したあと整理に入り10月31日には202円の安値を示現、そこから戻り始めたところ。   収益が想定の範囲内ということで評価が高まらないが、カーエレクトロニクス事業の強化で業績は立ち直り機運を強めている。今3月期の営業利益75億円(前期44億2100万円)という見通しも保守的なもので、好業績評価の動きが改めて起こってもおかしくい。   同社はAV機器メーカー。ニーズの変化の激しい個人向けから、自動車メーカー向け音響機器や業務用無線機器など法人向けへと事業の軸足を移すことで収益の安定性の向上に努めている。M&Aの活用に積極的   中間決算は事業売却の影響(約80億円)などにより売上げはダウンしたが、構造事業改革効果により、営業利益は11億円(前年同期比22億円の損失)と、大きく立ち直った。   現在、カーレクトロニクス部門に注力している。カーエレクトロニクスは、車内特有の温度や振動、粉塵に対応する品質と高い信頼性が必要であり、日本企業の強みを発揮できる事業領域である。売上構成比の高い市販事業では、欧米市場においてカーナビゲーションシステム、カーオーディオともに業界トップレベルのマーケットシェアを獲得している。   また、海外市場とは異なり、カーナビゲーションシステムが中心となっている国内市場においても、フラッシュメモリータイプの「彩速ナビ」のヒットにより、マーケットシェアを拡大している。   カーエレクトロニクス部門の拡大により、来期以降も成長が続く見通しにある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
JVCケンウッド<6632>(東1)は調整を終了、出直り相場へスタート切った感触だ。8月25日に325円の高値を示現したあと整理に入り10月31日には202円の安値を示現、そこから戻り始めたところ。
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2014-11-19 12:30