日経平均は55円安で取引終了、買い一巡後は利益確定売りに押される
19日の日経平均株価は前日比55円31銭安の1万7288円75銭と反落して取引を終えた。衆院解散や経済対策などを材料視した買いが優勢となり、日経平均は朝方に上げ幅を120円超に拡大。ただ、買い一巡後は利益確定売りに上値を抑えられて下げに転じた。ドル・円が上昇基調を強めるなか、後場は押し目買いに支えられて持ち直す場面もあったが、高値警戒感もあって引けにかけて再び弱含んだ。
なお、日銀は金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めたが、市場の反応は限定的だった。
個別では、タカタ <7312> が売りに押された。米運輸省がタカタ製エアバッグのリコール対象地域を全米に広げるよう自動車大手に指示したと伝わった。CB発行で潜在的希薄化懸念が台頭したテルモ <4543> もさえない。15年9月期で減収減益を計画した日本マイクロニクス <6871> も軟調。イムラ封筒 <3955> 、ムサシ <7521> など選挙関連銘柄の一角も利益確定売りに押された。
半面、電線地中化への期待の高まりもあって、沖電線 <5815> が一時ストップ高を演じるなど低位電線株が急伸。15年9月期で増収増益を見込んだCSSホールディングス <2304> 、東証1部銘柄に指定されたOCHIホールディングス <3166> なども物色された。(編集担当:宮川子平)
19日の日経平均株価は前日比55円31銭安の1万7288円75銭と反落して取引を終えた。
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2014-11-19 15:00