新エネルギー自動車が普及しない!  原因究明と対策に取り組む湖南省=中国メディア

 中国メディア・湖南日報は19日、湖南省が掲げた2015年までの新エネルギー自動車普及目標に対し、今年10月現在でわずか10%にしか到達していないとしたうえで、新エネルギー車の普及が進まない背景について紹介する記事を掲載した。  記事は、国が出した新エネルギー車普及計画に基づき、同省では13年から15年までに長沙、株州、湘潭の3市で6100台を普及させる目標が決められたと紹介。購入者には購入総額の60%を超えない範囲での補助を与える措置をとったものの、今年10月末現在で3市合わせてわずか596台しか売れていないことが明らかになったと伝えた。  そのうえで、新エネルギー車の普及が滞っている理由として、充電ステーションなどのインフラ建設が現状で目標の10%程度しか進んでいないこと、航続距離やメンテナンスなどに対する憂慮が強く、一般消費者の購買意欲が高まっていないことの2点を挙げた。そして、現状を打破するためには政府、企業、社会各方面がともに努力することが必要であるとした。  記事は18日に行われた省の新エネルギー車普及対策会議において、普及に向けたプランや提案が続々と示されたことを紹介。行政主導による公共スペース、公共施設の充電設備設置、公用車やバス、タクシーでの利用促進、個人消費者に対する購入補助金額の引き上げによる新エネルギー車利用ムードの形成などが示されたと伝えた。  会議ではまた、新エネルギー車やその部品、充電設備を生産する企業に対しても奨励を行うべきであるという提案も見られた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Studio Porto Sabbia/123RF.COM)
中国メディア・湖南日報は19日、湖南省が掲げた2015年までの新エネルギー自動車普及目標に対し、今年10月現在でわずか10%にしか到達していないとしたうえで、新エネルギー車の普及が進まない背景について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Studio Porto Sabbia/123RF.COM)
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2014-11-19 16:45