トヨタ自動車は7年ぶり7000円乗せで次は07年の8350円が目標、ただ07年抜けには選挙結果次第

  トヨタ自動車 <7203> は、19日、7114円と2007年8月以来の7000円台に乗せた。10月の急落相場で瞬間、26週線を割ったものの、終値ではキープしたことがチャート上で注目される動きだった。   今年12月15日から水素燃料電池車を発売すると発表したことが好感されている。1台当り700万円台の高額だが、政府の補助金200万円が支給される。それだけ水素エネルギーは、「国策」ということであり、本格普及となれば原油消費量が劇的に削減され、まさに歴史的な商品として位置づけることができる。   同時に、「円安政策」というアベノミクスの象徴的な銘柄でもある。   1株利益も2012年3月期90.2円→13年3月期303.8円→14年3月期575.3円→15年3月期(予)630.3円とすばらしい上昇だ。   水素燃料電池車が業績に寄与するのはまだ先ではあるが、足元では円安が業績を支える。   チャートではリーマンショック前の高値である2007年2月の8350円が目標となっている。昨年5月の高値を抜いたことで個人投資家のシコリ株はほぼ一掃されている。ここからは、外国人投資家、機関投資家の買いが主導となって8350円を目指すものとみられる。   ただ、8350円更新の可能性については、12月の選挙結果次第だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
トヨタ自動車<7203>(東1・売買単位100株)は、19日、7114円と2007年8月以来の7000円台に乗せた。
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2014-11-20 09:30