DMG森精機社名は、社名変更を機に世界規模の競合態勢確立

  DMG森精機 <6141> が年初来高値6月20日の1537円にチャレンジの勢いを見せている。今2015年3月期の増額修正を契機に見直し機運が高まっているが、ここへきてアナリスト筋の評価がレーティング最上位継続、目標価格の引き上げに相次いで変更となるなど、評価が前進している。   工作機械専業大手の一角。切削型工作機械の総合メーカーとして、数値制御装置付旋盤(CNC旋盤)やマシニングセンタ(MC)などの製造・販売を手掛ける。グローバル市場での成長を企図し、日本、米州、欧州、中国を含むアジア市場の4極において概ねバランスのとれた売上構成を実現する。   同社は2013年10月1日に「株式会社 森精機製作所」から「DMG森精機株式会社」へ社名を変更し、ドイツの業務提携先もDMGブランドに社名を変更、協業関係を加速させ、「DMG MORI」ブランドの さらなる強化を図る方針。   具体的には、販売・サービスについてはグローバル市場での統合が順調に進み、2014年1月には市場が拡大する中国での販売統合が実現に至り、名実ともに世界規模の協業体制となった。   9月の受注は米国における展示会後の受注が急増した影響などもあり、過去最高水準を記録、直近の10月も政府による補助金の効果などから国内の受注が好調で、全体でも前年同月比2割増と増勢が継続した。米州と日本を中心に、受注は足元まで堅調な回復を続けている状況といえる。   今期の営業利益は150億円に再増額、今期の勢いを継続、来期も大幅増益が有力だ。業績面からの支援材料は豊富で、高業績買いが復活に向かう可能性が強い。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
DMG森精機<6141>(東1)が年初来高値6月20日の1537円にチャレンジの勢いを見せている。今2015年3月期の増額修正を契機に見直し機運が高まっているが・・・。
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2014-11-20 09:45