日本の景気後退  一気に引き上げすぎた消費増税=中国メディア

 内閣府が17日に発表した7-9月期の国内総生産(GDP)速報値が年率換算でマイナス1.6%になったことについて、中国メディアの匯通網は19日、「欧州には消費増税が20%に達する国もあるというのに、日本はなぜ8%に引き上げただけで経済が大きく減速したのだろうか」と論じた。  記事は、「安倍首相は今頃、“急いては事を仕損じる”ということを痛感しているはずだ」とし、消費増税によって日本が景気後退(リセッション)に陥ったと指摘。さらに一部の分析として「日本は消費税の引き上げ回数が多く、今回はあまりに急すぎた」との声があると紹介、消費税の引き上げはより慎重に行うべきだったと論じた。  続けて、消費税率を5%から8%へ「3%」引き上げたことは、消費税の増加率が60%((8-5)÷5×100)に相当することを意味するとし、消費税が世界に誕生して以来、経済協力開発機構(OECD)加盟国のなかで「最大規模の引き上げ率だ」と指摘、日本は消費税率を一気に上げすぎたと指摘した。  さらに、英の「Capital Economics Ltd」のチーフエコノミストの発言を引用し、「低い消費税率に慣れていた日本人にとって、消費税の引き上げ幅が大きすぎた」と指摘。一方、スペインやイタリアが消費税率を引き上げる際は段階を踏んで引き上げていることを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
内閣府が17日に発表した7-9月期の国内総生産(GDP)速報値が年率換算でマイナス1.6%になったことについて、中国メディアの匯通網は19日、「欧州には消費増税が20%に達する国もあるというのに、日本はなぜ8%に引き上げただけで経済が大きく減速したのだろうか」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-11-20 09:45