JPモルガンがゲームセクターのリポート発行、任天堂を格下げ
JPモルガン証券が15日付でゲームセクターのリポートを発行。ゲーム業界全体ではファンダメンタルズ面で新たな好材料がみられないとして、戦略転換に対する期待の高まりから株価が高騰する任天堂 <7974> の投資判断を「ニュートラル(中立)」から「アンダーウエート(弱気)」に引き下げた。他プラットフォームへのコンテンツ展開を含めて、想定しうる様々なシナリオを前提としても、見通しを好転させるのは困難とみている。目標株価1万1000円。
一方、バンダイナムコホールディングス <7832> については、15年3月期業績のビジビリティが高いとして「オーバーウエート(強気)」を継続。同証券では、スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> 、コナミ <9766> なども来期の増益確度が高いとみたが、投資判断は「ニュートラル」を継続した。
モバイルゲームについては各社とも新作ヒット待ちで、1―3月期に大型IPタイトルのローンチを複数控えることから、注目に値すると指摘している。
任天堂の株価は朝方に420円安の1万4940円まで下落。売り一巡後にプラス圏へ浮上する場面もみられたが、後場は日経平均が下げに転じるなど地合いが弱くなり、任天堂の株価も軟調推移となった。(編集担当:宮川子平)
JPモルガン証券が15日付でゲームセクターのリポートを発行。
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2014-01-16 12:45