カイオムが大幅反落、公募増資による株式希薄化を懸念

 カイオム・バイオサイエンス <4583> が大幅反落。午前9時15分に前日比157円安(10.96%安)の1276円まで売られている。20日引け後に発表した公募増資による株式価値の希薄化が嫌気された。  公募増資による新株発行は144万株となる。需要に応じて行うオーバーアロットメントによる追加売り出しで、主幹事であるSMBC日興証券を割当先とする第三者割当増資は上限21万6000株。発行済み株式総数は最大で8.2%増加する見通し。払込金額は12月1―4日のいずれかの日に決定する。  手取概算額で22億4915万円程度となる調達資金は、抗体医薬領域の投資資金や、国内研究拠点の設備投資、抗体創薬プラットフォーム確立のためのライセンス獲得費用などに充てられる。(編集担当:松浦直角)
カイオム・バイオサイエンスが大幅反落。
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2014-11-21 09:45