東レは炭素繊維受注で人気化、平均線乖離拡大で1000円前後が目先のフシに
東レ <3402> は20日、66円高の939円と前日の56円高に続いて大きく買われ、2006年7月以来の4ケタをうかがう展開となっている。21日は21円安の909円と調整の動き。
ボーイングから1兆円規模の炭素繊維受注が報道されたことで好人気となっている。マーケットでは、「14年3月期の売上が1兆8377億円だから1兆円の受注はそうとう大きいといえる。14年3月期の純益利益率3.24%を当てはめれば1兆円分の純益効果は340億円(前期は530億円)ということになる。一度に売上に立つことはないとしても1株利益押し上げ効果は大きいといえる」(中堅証券)とみている。
今期予想1株利益は51.6円(前期36.6円)でPERは18.1倍。先行きの1株利益向上を見込めば割高感はないとみていいだろう。
ただ、足元では上げピッチが速くなっていることから移動平均線との乖離拡大も目につくようになっている。4ケタに突っかけるような動きとなれば目先の天井打ちとなる可能性はあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
東レ<3402>(東1・売買単位1000株)は20日、66円高の939円と前日の56円高に続いて大きく買われ、2006年7月以来の4ケタをうかがう展開となっている。21日は21円安の909円と調整の動き。
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2014-11-21 10:00