アライドアーキは連日の最安値も新サービスに期待し突っ込み買いも一考余地
アライドアーキテクツ <6081> (東マ)は、22円安の1131円と8営業日続落し、連日の上場来安値更新となっている。同社株は、11月14日の今12月期第3四半期(3Q)決算開示に合わせて、米Facebook(FB)社が、プラットフォームサービスに関して、ユーザーに何らかのインセンティブ(報酬)を提供することを禁止する方針へ変更、11月5日にこの政策変更が実施されたことから、同社のキャンペーン支援プラットフォーム「モニプラfor Facebook(モニプラFB)」が影響を受け、売り上げ成長率が期初予想に未達になるとして今12月期業績を下方修正し、株価も、最安値追いとなっている。ただ、株価は寄り付きの最安値からは下げ渋りをみせており、この方針変更は、すでに今年8月に開示され、以来、株価は値幅で約40%、日柄で3カ月強にわたって調整し悪材料織り込み済みとして売り物の一巡感も示唆、FB社の方針変更に対応して注力している新規サービスの成長戦略を評価し、突っ込み場面での逆張りも一考余地がありそうだ。
■FB社の方針変更に対応し初のグローバル市場向け新サービスなどを開始
同社の今12月期業績は、売り上げを期初予想より4億1100万円引き下げたが21億400万円(前期比23.6%増)と連続の2ケタ増収を維持する。「モニプラFB」の顧客会員数が、以前は少なかった金融機関や自治体などが活用を進めて今期3Q現在で約1530社、会員数が約220万人と増加してキャンペーン参加者数も拡大、好調推移を維持したことなどが寄与する。ただFB社の方針変更による売り上げが下ぶれ採用増による人件費、採用費用増加を経費削減ではカバーできないとして、経常利益を期初予想より2億1700万円、純利益を1億4200万円それぞれ引き下げ、純利益は、1億600万円(前期比45.2%減)と前期の過去最高から減益転換を予想している。
ただこのFB社の方針変更に対して、同社は、今年7月30日に初のグローバル市場向けの新サービスであるFB広告のクラウドソーシングプラットフォーム「ReFUEL4」のサービスを開始し、9月17日には顧客企業が、ソーシャルメディアマーケティングなどで得た大量のデータの活用を支援するサービス「BRANDCo」の提供を開始するなど既存サービス「モニプラ」とのシナジー効果を高める対応を進めている。
■公開価格を下回り25日線から15%のマイナスかい離と下げ過ぎを示唆
株価は、8月に発表したFB社の方針変更で1215円まで35%安し、いったん1580円までリバウンドしたが、業績下方修正で再調整、最安値まで28%安してダメ押しをしている。昨年11月のIPO(新規株式公開)時の公開価格1700円を下回り、25日移動平均線からも約15%のマイナスかい離と下げ過ぎを示唆しており、底上げにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
アライドアーキテクツ<6081>(東マ)は、22円安の1131円と8営業日続落し、連日の上場来安値更新となっている。同社株は、11月14日の今12月期第3四半期・・・。
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2014-11-21 10:15