東京精密は半導体製造装置、計測機器ともに好調で今期は増額へ
東京精密 <7729> は新値街道を進んでいる。今3月期の上方修正を手掛かりに見直しが進んでいる。半導体業界、計測器業界ともに、業界の見通しが明るい。かつ技術参入障壁が高く、潜在成長率が高い市場をターゲットに、世界ナンバーワン製品の開発に努める、同社独自の成長性が高い評価を集めている。
精密位置決め技術、精密測定技術をバックボーンに、半導体製造装置および計測機器の2事業を展開している。半導体製造装置事業では、半導体チップの良品・不良品を検査するウェーハプロービングマシンで世界のトップ。計測機器事業は自動車、工作機械、航空機業界など向けに、マシンコントロールゲージなどの自動計測機器や三次元座標測定機などの汎用測定機器を扱っている。
スマートフォン、タブレット端末向けに。半導体製造装置が好調に推移、計測機器も工作機械向けの販売が回復してきたほか、自動車関連業界の設備投資需要を取り込んでいる。
このため今2015年3月期の業績について、営業利益を94億円から、前期比18%増の100億円に上方修正した。通期の部門別売上高は、半導体製造装置が足元の受注水準の高さを反映し350億円→367億円(前期比17%増)に。計測機器は自動車向けを中心に堅調に推移しており、250億円→253億円(同6%増)と、小幅ながら増額している。
株価はPER12・6倍の評価に留まっている。業界の成長性、同社独自の成長性の視点から見ても、株価は割安評価の域を抜け出ていない。見直し人気はここから佳境を迎える段階だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
東京精密<7729>(東1)は新値街道を進んでいる。今3月期の上方修正を手掛かりに見直しが進んでいる。半導体業界、計測器業界ともに・・・。
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2014-11-21 13:15