【本日注目の通貨ペア】カナダドル/円:目指せ107円

 カナダ中銀は金融政策に対する中立姿勢を維持しているが、市場は来年7-9月期の利上げ開始を織り込み始めている。米国の利上げ時期とほぼ同時期の利上げが見込まれる背景には、カナダ経済と米国経済の連動性が意識されている事があるようだ。  昨日発表された米10月消費者物価指数は前年比+1.7%と予想を上回る伸びを示しており、本日発表される加10月消費者物価指数も事前予想の同+2.0%を上回る可能性があろう。原油安(10月終値ベースで前年比16.4%下落)にもかかわらず、カナダ中銀のインフレ目標(1-3%)の中央値を越えるインフレ率となれば、利上げ期待を高める材料になり得る。  カナダ/円は、今月に入り昨年5月の戻り高値(101.032円)を更新した事で、テクニカル面での上昇トレンド入りが見込まれる。昨日高値(104.698円)を上抜ければ、少なくとも2008年10月の急落前に強い上値抵抗となっていた107円付近まで上昇余地が広がる事になる。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
カナダ中銀は金融政策に対する中立姿勢を維持しているが、市場は来年7-9月期の利上げ開始を織り込み始めている。米国の利上げ時期とほぼ同時期の利上げが見込まれる背景には、カナダ経済と米国経済の連動性が意識されている事があるようだ。
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2014-11-21 18:15