世界の「新エネルギー自動車」 広州モーターショーに集結=中国メディア

中国メディア・北京日報は24日、今月20日に開幕した広州モーターショーで初めての新エネルギー自動車専門エリアが設置され、国内外メーカーの60台あまりの新エネルギー車が顔を揃えたとし、各メーカーの展示について紹介する記事を掲載した。
記事は、テスラの「Model S」、BMWの「i3」といった電気自動車、BMWの「i8」ハイブリッド自動車、アウディの「A3 Sportback e-tron」、ボルボの「S60L」プラグインハイブリッド自動車(PHV)に加え、ポルシェもPHVを3車種展示したことを紹介。業界関係者の「新エネルギー自動車は燃料消費量が多いハイエンド層のあいだでより普及しやすい」という言葉とともに、国外メーカーが高級車分野での新エネルギー車開発に力を入れていることを伝えた。
また、フォルクスワーゲンのブースでは、中国の電気自動車市場にチャレンジする同社初の電気自動車「e-up!」がひときわ目を引くとし、最短6時間の充電で157キロメートル走行できることなどを紹介。一方、政府からの購入補助や税制優遇が受けられないため、コストパフォーマンスとしては国産電気自動車に大きく劣ると評した。
トヨタについては、世界的に高い競争力を誇るハイブリッド技術を重点的に展示しているとした。動力性能を30%向上させ、燃料消費を最大40%抑えることに成功したと紹介。そして、今後の発展戦略の視点としてハイブリッド技術の中国生産を進めており、来年には中国産ハイブリッド動力を搭載した新型カローラやレビンが発売される予定であると伝えた。
さらに、中国メーカーの新エネルギー車の多くはコンパクトカーのモデルが多いとし、航続距離240キロメートルを誇る北京自動車の「EV200」や、奇瑞の「eQ」、江淮和悦の「iEV4」を紹介した。
記事は、全国的な大気状況改善の声の高まりとともに、中国政府が出した「2015年内に100キロメートルあたり6.9リットル(1リットルあたり約14.5キロメートル)」という燃費目標により、国内外のメーカーが新エネルギー車の開発を強化しているとした。(編集担当:今関忠馬)(写真はイメージ。撮影は11月20日、広州モーターショーにて。「CNSPHOTO」提供)
中国メディア・北京日報は24日、今月20日に開幕した広州モーターショーで初めての新エネルギー自動車専門エリアが設置され、国内外メーカーの60台あまりの新エネルギー車が顔を揃えたとし、各メーカーの展示について紹介する記事を掲載した。(写真はイメージ。撮影は11月20日、広州モーターショーにて。「CNSPHOTO」提供)
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2014-11-24 21:30