世界の超富裕層 中国人と欧米人の違いは?=中国メディア

スイスの金融機関UBSと富裕層を対象とした調査機関Wealth-Xが発表した2014年度の超富裕層に関する報告書によれば、超富裕層がもっとも多く存在する地域は欧米だったものの、アジアでは超富裕層の数が急速に増えている。西安晩報が報じた。
報道によれば、同報告書は2013年7月から14年6月にかけて世界の超富裕層を対象に行った調査をもとにしており、個人資産3000万米ドル(約35億3760万円)以上の保有者だけを超富裕層と定義した。
同報告書では、中国の超富裕層の数は前回調査より395人増の約1万1070人に達し、人数ベースで世界5位になったと紹介。中国の超富裕層の合計資産額は前年比3.3%増の1兆5600億米ドル(約184兆円)に達し、世界の超富裕層の資産合計額のうち7.3%を占めた。また、中国の超富裕層の平均年齢は53歳で、世界でもっとも若かったという。
記事は、国別で見た超富裕層の人数について、1位は米国で6万9560人、2位はドイツで1万9095人、3位は日本で1万4720人、4位は英国で1万1510人になったと紹介した。
中国の超富裕層の特徴について、記事は「欧米と違い、中国の超富裕層の91%が自ら創業した結果として富を得ており、相続で富を得た人の割合はわずか9%だった」と指摘。さらに、香港では創業などで富を得た割合は55%にとどまったほか、不動産投資で富を築いた人が9%に達し、同割合が世界最高になったと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
スイスの金融機関UBSと富裕層を対象とした調査機関Wealth-Xが発表した2014年度の超富裕層に関する報告書によれば、超富裕層がもっとも多く存在する地域は欧米だったものの、アジアでは超富裕層の数が急速に増えている。西安晩報が報じた。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,japan
2014-11-25 11:15