JVCKWが急伸し10%高、実質無借金の見通しが報じられる

 JVCケンウッド <6632> が続急伸。前場に24円高(10.0%高)の265円まで買われる場面があった。  同社の有利子負債が2016年3月期末までにゼロになる見通しと、22日付の日本経済新聞が報道。財務改善期待が買いにつながっている。  カーナビゲーションの販売好調や事業合理化、資産売却などが寄与し財務が改善。来期末の有利子負債が前期末の817億円から550億円程度に圧縮する見通しとしており、手元資金(前期末で552億円)は前期末水準が維持されるもようだ。実質無借金経営となれば、経営統合以降で初めてになるという。  同社の今期の9月中間期業績は、売上高が前年同期比8.8%減の1353億99百万円と減益に終わったが、営業損益は11億円21百万円(前年同期は21億21百万円の赤字)と黒字転換している。  また、中間期の最終損益は事業売却に伴う一時損失や税金増などにより、30億28百万円の赤字(同51億13百万円の赤字)で着地したが、通期計画では5億万円の黒字(前期は65億71百万円の赤字)に転じると予想している。(編集担当:片岡利文)
JVCケンウッドが続急伸。前場に24円高(10.0%高)の265円まで買われる場面があった。
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2014-11-25 14:00