日経平均は50円高と3日続伸、高寄り後は上げ幅縮小
25日の日経平均株価は前週末比50円11銭高の1万7407円62銭と3日続伸して取引を終えた。
世界的な金融緩和の流れを背景にリスクオンの買いが先行して日経平均は寄り付きで上げ幅を130円超に拡大したが、買い一巡後は上げ幅を縮小。高値警戒感が根強く、118円台半ばまで上昇したドル・円が弱含んで117円台後半まで下落したこともあり、日経平均の上値は重くなった。
個別では、事業説明会への期待や外資系証券による投資判断の引き上げでソニー <6758> が急伸。中国の利下げを受けてコマツ <6301> なども買われた。九州電などが再生エネ買取再開と報じられ、サニックス <4651> がストップ高を付けるなど太陽光発電関連株の一角が堅調に推移。東証1部への市場変更で記念配当を実施する一正蒲鉾 <2904> もストップ高を演じた。
16年3月期末までに実質無借金の見通しと伝わったJVCケンウッド <6632> も高い。FDA(米食品医薬品局)へ新たな抗がん剤を申請したオンコリスバイオファーマ <4588> も買われたほか、薬機法や再生医療法の施行でシンバイオ製薬 <4582> などほかのバイオ関連株も上昇した。エアバッグのリコール問題を抱えたタカタ <7312> はアク抜け期待で買いが先行した。
半面、前週末に日本航空(JAL) <9201> との提携が報じられて急騰したスカイマーク <9204> は利益確定売りが先行。証券取引等監視委員会による課徴金納付命令の勧告が嫌気されたJALCOホールディングス <6625> も下落した。(編集担当:宮川子平)
25日の日経平均株価は前週末比50円11銭高の1万7407円62銭と3日続伸して取引を終えた。
japan,economic
2014-11-25 15:00