日経平均は24円安で取引終了、後場から持ち直すも上値限定的

 25日の日経平均株価は前日比24円04銭安の1万7383円58銭と4営業日ぶりに反落して取引を終えた。手掛かり材料難で方向感が乏しかった。前日の米国株が高安まちまちで、円安も一服したため、利益確定売りが先行。一巡後は押し目買いに支えられて下げ幅を縮小した。後場に入ってプラス圏へ浮上する場面もあったが、プラス圏は維持できなかった。  個別では、国内証券による投資判断の引き下げが観測されたマキタ <6586> は売りが先行。公募増資を発表したティア <2485> も軟調に推移した。14年12月期業績予想を下方修正したイトーキ <7972> もさえない。投資有価証券売却益の計上で15年3月期の純利益予想を上方修正したセイコーホールディングス <8050> は後場に切り返して年初来高値を更新したが、その後は利益確定売りに押されて軟化した。  半面、車体向けアルミ需要の拡大期待を背景に、大紀アルミニウム工業所 <5702> 、UACJ <5741> などが急伸。15年7月期第1四半期で営業黒字に転じた内田洋行 <8057> も大幅高となった。株主優待制度を導入する福島工業 <6420> も堅調。スマートフォン向けアプリの好調を受けて、日本エンタープライズ <4829> 、ランシステム <3326> はストップ高を演じた。(編集担当:宮川子平)
25日の日経平均株価は前日比24円04銭安の1万7383円58銭と4営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2014-11-26 15:00