日経平均は73円安スタート、商い閑散のなか個別物色の展開
27日の日経平均株価は前日比73円09銭安の1万7310円49銭で寄り付いた。前日のNYダウが史上最高値を更新したものの、今晩の米国は休場ということもあり様子見ムードが意識される展開。ドル・円が117円台半ばで上値が重いことも重しとなっている。きのうに続き個別材料を物色する展開が予想される。
個別では、海外募集による公募増資とCB発行を発表したサイバーダイン <7779> や、400億円のCBを25年ぶりに発行する帝人 <3401> が下落。ダノンが20%の株式売却検討と報じられたヤクルト本社 <2267> や、正社員に対する冬のボーナス増額を発表したニトリホールディングス <9843> も売られている。リコール問題の収束が見えないタカタ <7312> は大幅続落の展開。
半面、低価格帯スマホ販売しMVMOに参入すると発表したニフティ <3828> や、日本経済新聞の取材で今後6年間は増配を継続する意向が報じられたSPK <7466> が上昇。自己株式の取得・消却を発表したスタンレー電気 <6923> 、金下建設 <1897> なども高い。東証1部への市場変更が決まったユーグレナ <2931> 、理研ビタミン <4526> も買い先行の展開となっている。
きょうは午後8時30分からECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁が会見する予定。(編集担当:松浦直角)
27日の日経平均株価は前日比73円09銭安の1万7310円49銭で寄り付いた。
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2014-11-27 09:15